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2014.01.14 知恵と勇気
最近の色んな創作物では、とにかくパワーインフレというか・・異能バトルなんかその最たるモノだろうが、『力』を以て立ちはだかる難事を粉砕していくようなものが流行であるように思っている。

俺は古いタイプの人間なので、『力』より『知恵と勇気』で難事に立ち向かうような展開が好みだったりする。いや異能バトル系のラノベとか大好物だけど。



昨晩も例によって南蛮交易に取り組んでいた。無事積荷も満載し、帰欧中のことである。

「おや、無法海域なのか」
南西インド洋に入ったときに出た警告メッセージを見てポツリ。インド洋あたりで暴れた奴が居るのかな?今でも海賊行為は廃れては居ないらしい。大変結構なことだ。だが・・・どうせこんな海域を無法化したところでカリカット封鎖が関の山だろうな。外洋を高速船で駆けるハンターなど遠い昔に全滅しているに違いない。・・とタカを括って最短経路を通過しつつあった。そしてアガラス岬沖に進出した。

習い性で、別海域に進出したら必ず検索をかけるのが癖になっている。特段警戒心があったわけでもないが、いつものようにそれを実行した。・・・っち、ここを張る奴が今でもいるんだなあ。国籍に統一性のないオレンジ&赤ネーム5隻艦隊が展開中であった。同行者に注意を促し、即座に南へ転進。アガラス海盆に抜け大回りにて回避を図った。

追跡の気配はない。アガラス海盆に進出し南へ3日。西に進路をとりケープ海盆に進出、ここから北北東に転進、喜望峰沖に抜け出した。・・・問題の海賊艦隊はこちらに居た。俺の他に連中の獲物になりそうなのは1、2名いるようすだった。そちらを追跡しているのかも知れないが・・・海賊艦隊のメンツには知った名前が2名ばかり。因縁というほどではないが、かつて私掠スタイルを通していた折に幾度か交戦もしており、洋上にあっては敵対的な関係と考えて間違い無い。

ちょっと探りを入れてみるか・・・。海賊艦隊の一人、名前を知っている相手ににTELを入れてみた。
「やあ、儲かってるかい」
・・・無言である。

ヤバい!絶対連中俺をタゲってる!
頭の中が往時のソロ海賊モードに切り替わる感覚。アドレナリンの分泌が分かる気がした。

絶対に連中を撒いて、無事にロンドンまで帰還してやる!影も踏ませるモノか!
妙にやる気が出た。

喜望峰から北大西洋までの逃走劇はリアル歯科医に行ってから続きを。
・・・知ってるか?酒場に行けば英雄は一杯居るんだ。しかし歯科医の診察台の上には一人も居ない。
もちろん俺だってイヤだ。とほほ。
と言うわけで帰宅。酷い時間だった・・・。

海賊5隻艦隊に目を付けられたことを察した俺は喜望峰沖から南大西洋>穀物海岸へと抜けるコースを変更。西北西に進路を取った。南大西洋から南西大西洋へ抜け、ここから北へ進路を取りサンロケ岬沖から中央大西洋、北大西洋へと北進を目指すコースである。位置関係を推測するに、彼らはアガラス岬沖でこちらを察知した時点で狙いを付けていたのであれば、南に大回りした俺よりも確実に先行しているはずである。
先ずは南大西洋に抜け、彼らが南大西洋へ入ってくるタイミングとこちらが南西大西洋に抜けるまでに彼らが南大西洋を抜けるか否かで進行コースに当たりをつけなくてはならない。

航行を続けること数日。全方位に視界を巡らせ警戒しつつの移動は鈍りきった神経に意識をもう一度行き渡らせる作業である。心地よい緊張感とも言えた。・・検索から敵艦隊が消えた。こちらはまだ南大西洋、バイーアのはるか東を航行中。検索に入ってから消えた時間・・・彼らに冒険レベル75の人物がいたことから牽引役は恐らく巡航ハイクリ、もしくは哨戒型コルヴェットか。船足から察するにおそらく喜望峰から穀物海岸へ北西に抜けるコースを通ったのだろう。アセンション島を掠めるようなコースは通っていないのではないか。まだ北に占位されているな。穀物海岸でこちらが検索に掛からなかったことで、黄金海岸沖かサンロケ岬沖かの2択を敵に強いた形である。この攪乱にかかって黄金海岸沖を見に行ってくれれば楽勝なのだが・・・。

南西大西洋に進出。現在まだ敵は検索に掛からない。こちらを失探しているだろうが、まだ敵艦隊はこちらの北を先行している可能性が高い。黄金海岸沖に近いラインに彼らが出ていたならこちらがサンロケ岬沖方面に回り込んでいることを察するだろう。まだ楽観するには早い。・・・穀物海岸沖を通らずにサンロケ岬沖へ直接進出。穀物海岸沖とのラインからは直ぐ見えないあたりまで西に移動し北へ転進した。5秒おきに検索をかけまくって敵の挙動に注意を払う。

およそ3日も航行した辺りで敵艦隊が検索にかかった。カンが良いのがいるな、船足も速い。恐らくこちらの北に出ているだろう。中央大西洋との境目あたりで張られる可能性がある。10秒待ち、敵にこちらを検索で発見しうるであろう時間を与えた上で東に転進、穀物海岸沖に抜けた。こちらの読み通りの位置に敵が居たなら、中央大西洋、穀物海岸沖の2択を掛けることが出来る。穀物海岸沖に入って直ぐに北西に転進。敵がこちらの海域に入る前にサンロケ岬沖に戻った。

・・上手い具合に攪乱出来たようだ。サンロケ岬沖に入っておよそ40秒後に彼らの艦隊が再び同海域にやってきた。しかし間もなくこちらは中央大西洋に抜ける。こちらを探してうろうろしている間に彼らの北に回り込めたか、中央大西洋に抜けてからどれくらいで同じ海域に追いすがってくるかで推測できるだろう。・・・中央大西洋に進出。

敵艦隊が中央大西洋に抜けてきたのはおよそ3日後。こちらが再び穀物海岸沖に抜けた、と思ったのだろうか。どうやら先に北に出ることに成功したようだ。だが敵の方が船足が速いと考えられる。まだ安心するには早い。念には念を入れて北西の進路を維持。北大西洋に抜け、アゾレスのはるか西を通過。ダブリンのはるか西あたりまで北上した後東に進路を取り、北東大西洋に進出した。さて・・・

「やあ。もしかして狙ってた?」
「狙ってたよ!」

そりゃそうだよな。軽く勝利宣言をかまして北海へ。久々に楽しいと感じる航海であった。毎回はゴメンだが。



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