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海賊復帰以来行動を共にすることが多いイングランドの海賊(仮に『エバラ』とする)とこの日も南西インド洋からカナリア沖まで広く移動しながら仕事をしていた。

業者がよく通る航路を逆に辿るべくカナリア沖から穀物海岸に入った先に、イスパニア籍の大型クリッパーが南下していた。比較的近い位置だったので即交戦に入ったのだが・・・

”嵐が来ました!”

あっさり戦闘が終結してしまう。相棒と共に不運に毒吐きつつ獲物の挙動を注視。

『天は我に味方せり!』
嵐に乗じて一気に離脱するつもりのようだ・・・が、こちらも嵐の中を航行する力はある。
『早えぇ!』
エバラが叫ぶ。確かに相当な速度で離れていく・・が、まだ諦めるには少々早い。
『何、俺も負けてはおらんよ』
転進。獲物の船影を視界に納めつつ急加速をかけて全速力での追跡にかかった。
差は縮まらず、僅かながらに間を空けられつつあるようにさえ見えた。よほど対波性能が高いのか・・・。
だが嵐が明ければどう転ぶかはまだ分からない。
『無理くせぇな・・・』
『そうでもない。まあ見てろって、警戒を切らすなよ』
『おう』

スキル枠のすべてを追跡に費やすために警戒を相棒に委ねた。今の積荷状況は戦利品の西陣織が90少々、物資が10日分。物資を2日分の水、食料と若干の資材、弾薬を残して廃棄。予備として用意してあるビール、木材、砲弾からの順次転用による加速度維持を実行した。嵐が止み視界がクリアになる。標的は未だ視界にあり、直線速度でほぼ拮抗する状況となった。

『そう簡単に振り切らせはしないぞ』
現在位置は穀物海岸。黄金海岸に向けて南東へ移動しており風はアゲインスト。どれだけ風を上手く扱えるかが明暗を分けるだろう。お互いの操船術を問われる局面である。距離はおよそ大型クリッパーの船体5隻分。交戦位置まではまだかなりある。そして標的はログアウトの気配無く、このチェイスを楽しんでいる風でもあった・・・。

続きは次回に。
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