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カナリア沖での仕事を終え、ロンドンに帰還するために移動中の出来事。

大型ガレオンの快速でビスケー湾を北上中、前方よりポルトガル籍の北欧型重ガレーに乗った賞金首が接近してきた。移動中でも常時戦闘可能なように充分な資材、弾薬は用意している。すれ違いざまに交戦を仕掛けた。
『待て』
声をかけると同時に弾道、水平、重量砲撃を発動し横からの全砲門による砲撃。
だがそこで応、との返答が返ってきた。そして帆を降ろし標的は停止。・・・何だと?

『おいおい、待てといわれて止まる奴があるかよ』
『何用か』
『賞金を頂戴しようと思ったんだが気が抜けたぜ』
『左様か』

そのままラインを割り戦闘領域外に出た。造船稼業も大変だ、とぼやきながら帆を揚げる先方の人物情報を確認する。・・・対イング敵対は無しか。なるほど、先ほどの立ち振る舞いもならず者とは思えない行動であった。海賊働きをしていなくとも賞金首は賞金首、別に遠慮する理由もないのだが、堂々とした振る舞いが気になったのでTELで尋ねてみた。

『イング敵対もないようだし余計な敵を増やすこともない、ここは退こう』
『ありがたい』
『造船稼業か。最後には何処の国に帰るんだい?』
『イングだな。早く生まれ故郷に帰りたいよ』
うげ、危ねえ!(冷や汗
『ふう、また不義理を働くところだったか』
『いや、こちらも何もアピールしてないからな』

航海の無事を、と互いに挨拶し通信は切れた。
ふう。いずれイングに戻ってくる造船匠は言うなれば留学中といったところ、これを襲うのは国益に適うまい。なかなかこの道も難しいもんだ。
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