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12月某日。インド洋にて活動中、英国人航海者サロンの参加者より俺にコンタクトを取りたいという人物がいるという連絡が入った。どうやら仕事の依頼らしい。
とりあえず話を伺う為にクライアントの待つセイロンへ向かった。
最近カナリアから東南アジアまで及ぶ広域で活動中のフランス人女海賊。(仮に星海とでもしておこう)に襲われたのだという。・・・彼女の噂は聞き及んでいた。可憐な容貌とは裏腹に、その遣り口は悪辣で幾度も同じ船を狙ったりすることもしばしばであるという。未だ航海者としての経験は浅いながら多くの被害を出し各国の商人からは蛇蝎の如く嫌われているとも聞いていた。いやはや、俺などとは悪党としての格が違う。

依頼内容は『星海』の討伐。報酬は現金10M+名工大工道具200というからその怒りは大変大きなものであることが伺えた。

・・・実はその前日、『星海』に対して別のクライアントからも討伐依頼が来ていた。特に素性を伏せるがその人物から提示された報酬は討伐毎に5M。期限は切らず、狙える限り狙えば出来高で支払うという。なんとも豪気な話だが、それほどまでに大きな懸賞金をかけられる海賊ともなればさぞや凄腕であろう。

『この依頼確かに承った。ただし期限は切れないぞ』
『OKです。よろしくお願いします』

難しい仕事になるだろうという予感があった。相手の海事レベルはようやく30を超える程度。まともに勝負すれば負けまいが、相手からすれば戦闘に付き合う義理などはない。凄腕の海賊が備える『嗅覚』を彼女も恐らく持っているであろう。獲物や天敵の接近を理屈ぬきに察知するセンス。洋上で仕事中に捕捉、攻撃するチャンスを得ねば撃破は困難であると思われた。

後日、このときの予感が正しかったことを知る。およそ40日に及ぶ追撃行の始まりだった。
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