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11月某日。
インド帰りの航海者から、カナリア沖において『竜巻』の名を持つ海賊が猛威を振るっているという報告が英国航海者サロンにもたらされた。ちょうど装備品や船部品の交換のために本国に戻っていた俺は即座に出撃を決意した。

数多の海賊を屠った歴戦の航海者のみが名乗りを許されるという称号『カサドール』。

この称号を持つもののみが着用を許される装備や名誉のためにわざわざ海賊を雇い戦功を捏造するものもいるという。専用装備がある以上そういった風潮もまた止むを得ない。装備によって埋められる差であるならなんとかできる手段があっても悪くはない。

だが、自らにそれを成す力があると信じればこそ敢えて困難な道を往こうと思う。50人の海賊を討ち、己の力の証を立てた上でその称号を名乗ろう。

ロンドンを出航。対海賊船、特にガレアス級を相手にすることを前提に改装したラ・ロワイヤル『ミドガルズオルム』の実戦投入テストに格好の相手が見つかったわけだ。マディラに寄航、補給を行いカナリア沖に向けて出航。この段階で夜間の灯火管制を徹底。敵艦に察知されぬよう接近を図ることにした。おそらく『竜巻』は宝石輸送船団の航路を押さえるべくラスパルマス=アルギン間、沿岸に近い航路を流しているであろう。そう見当をつけ南東に舵を切る。

某日、カナリア沖に進出。被害を受けたであろうポルトガル船が北上してくるのが見える。
敵は近い。見張り役に警戒を厳にするよう命令。周囲を注意深く観察しながら南下を続けた。
アルギンとラスパルマスのほぼ中間にさしかかったところで三本マストの三角帆もいかめしいガレアス級艦船を発見した。あれか・・・狙い通りこちらの接近を直前まで察知できなかったらしく、沿岸近くを北上してくるところで遭遇戦を仕掛けることに成功した。

油断があったか、敵のロワイヤルは本来の乗員数の凡そ7割程度しか居ないことが見てとれた。この状況では本来の火力、白兵能力を発揮することは出来まい。強引に距離を詰めキャノンの横撃で痛めつけるもラインアウトを許してしまった。交戦になってからの撤退行動の迅速さは流石といったところか。

しかしアルギンまではまだ距離がある。乗員の少なさもあり本来の動きが出来ないロワイヤルでは逃げ切れるものではない。距離を詰め直し、再攻撃の構えを取った・・・が、ここで敵艦は忽然とかき消すように姿を消した。やれやれ、海賊と思ったら魔女の類であったらしい。
まあ、結果的にはしばらくではあるがカナリア沖も平穏を取り戻すだろう。そう判断し、カーボヴェルデに寄航。次は最近海賊が増えてきたというケープにでも向かってみようか。

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