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なんか物議を醸しそうな切り出しだが、まあ深く気にしないでほしい。

知人が賞金稼ぎの職を志望して、ゴールデンハインド襲撃任務を引き受けたと聞いた。・・・あの任務、フリゲート乗りが単騎で挑んでクリア出来るほど楽とは思えんのだがなあ・・・。やれやれ。大海戦まで首都でのんびり過ごすつもりだったんだが、まあ仕方あるまい。レディに手を貸すのは紳士の務めって奴だ。

・・・相手が幼女でも差別はいかんよな。
アゾレスで合流して敵に当たるということで、ロンドンから出港、アゾレスまで真っ直ぐ向かう。新造した北欧型重ガレーの運動性を確認しておこうという思惑もあり、外洋を久々にガレーで渡る。
・・・これかなりいいんじゃなかろうか。出足行き足とも中々のものだ。これならそう待たせることもあるまい。

『アゾレスつく前に戦闘になったりしてね~』
なんて呑気に幼女は語る。まてこら。
『停戦状で回避していけよ』

『あ、その手があったか!』
なんて呑気に幼女は語る。まてこら。
・・・来て良かった。ほっといたら誘拐されるぞ。

アゾレスにて合流を果たした俺たちは、早速出港しゴールデンハインドが通るという海域を目指した。彼女のフリゲートに目をやる。ふむ・・・。結構使い込んでいる様子が伺える。ま、なんとかなるさ。

『いくぞ』
敵艦隊と遭遇。何度かこなした任務だが、やはり大型艦がこれだけ向かってくるとそれなりの緊張感がある。半包囲状態からの交戦。左舷に単騎で現れた敵艦に向かって前進しつつ機雷を線上に敷設。後続してくる敵艦隊数隻に大被害を与えた。よし、傷ついた奴から撃沈してくれる。

日没までの戦闘で、既に大勢は決していた。敵旗艦を除き、全ての敵艦を葬り去ったのである。旗艦はどこだ・・?ここで必死の回避機動を取り続ける幼女のフリゲート(と、これに容赦なく砲撃をぶちこんでるゴールデンハインド)を確認した。おお、ちゃんと生き残ってるな。感心感心。

『ひるむな!必ず俺が支えてやる』この任務を受けてきたのは彼女だ。一から十まで俺が片付けてはならない。強い敵と戦う経験をして、そこから次の段階へ進む意欲を持ってもらわないとな。・・・決してサドな気分に浸っていたわけではない。一撃ごとに耐久の半分をもっていかれてひーひー言ってる彼女を眺めて喜んでいたわけではないのだ。全ては彼女の成長のために心を鬼にして行ったことを、俺の名誉のため明記しておく。

・・・しかし流石に苦しいか。真っ当な撃ち合いでは重ガレオンとフリゲ、さすがに勝ちきれまい。ドレイクのおっさんも流石ってところか。しゃあねえな。カロネード14門を充分離れた位置から敵の船尾に打ち込む。残り耐久1桁。さすが俺、素晴らしいコントロールだ。
『とどめを!』フリゲートの砲撃がボロボロのゴールデンハインドに吸い込まれていく。ドレイクのおっさん、これも英国の若き軍人が成長するためだ。悪く思うなよ。

かくして任務達成。賞金首にとってイベリアは鬼門、ここでお別れだ。お礼にってんでいくつかの料理をくれようとしたが、たまたま荷物が一杯だったので受け取れなかった。ちぃ、間の悪い。
・・・仕方ねえから格好だけでもつけとくか。

『気持ちは受け取った。モノはいいから、うんと強くなって大海戦で活躍してくれ』
・・・ま、痩せても枯れても格好だけはつけるのが、海賊のダンディズムさ。
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